『シッコ SICKO』
待ちに待ったマイケル・ムーアの最新映画『シッコ SICKO』観て来ました。私が見たときは満員だった!満員の映画館に入るのは初めてかもしれない…。映画は可笑しかったり泣けたり、期待を裏切らぬ出来でした。グアンタナモの描き方は疑問に思いましたが。
私はめったに風邪も引かないけれど、映画を見てからはニュースで流れる日本の医療問題にも前より大きな関心を持つようになりました。医療問題だけでなく、似たような「闇」は日本でも色んな分野にはびこっているでしょう。ぜひたくさんの人に見てもらいたい映画です。
→Michael Moore
***
朝青龍をいじめるな!と思う今日この頃です。
私はめったに風邪も引かないけれど、映画を見てからはニュースで流れる日本の医療問題にも前より大きな関心を持つようになりました。医療問題だけでなく、似たような「闇」は日本でも色んな分野にはびこっているでしょう。ぜひたくさんの人に見てもらいたい映画です。
→Michael Moore
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朝青龍をいじめるな!と思う今日この頃です。
『グアンタナモ、僕達が見た真実』
『グアンタナモ、僕達が見た真実』を見た。以下話のあらすじ、映画の公式サイトより。

「パキスタン系イギリス人の青年、アシフはバーミンガムの側の小さな町ティプトンで平和に暮らしていた。2001年9月、アシフは結婚式を挙げるためパキスタンへと向かい、やはりイギリスに住む友人のローヘル、シャフィク、ムニールを招待する。
パキスタン南部の町カラチで合流した彼らは、米軍の侵攻による隣国アフガニスタンの悲惨な状況を耳にする。そこで3人は自らの目で確認したいと国境を越えるが、戦闘に巻き込まれた上に米軍に拘束され、国際テロリストとしてキューバの米軍基地・グアンタナモへ送られてしまう。
ごく普通の若者が、対テロ戦争に巻き込まれ、2年以上にも及ぶグアンタナモでの収容所生活を強いられたという、イギリスはおろか世界に衝撃を与えたこの事件…」
むごいとか残酷なんて言葉じゃ片付かない問題があった。好奇心、「正義」、空爆、死、差別、脅迫、暴力…手足を縛られ 顔から袋を被せられ飛行機に詰め込まれグアンタナモに「輸送」されていく、そして青年のうちの一人が言っていたように収容所に閉じ込まれた彼らはまるで「動物園」にとらわれた動物。暴力を振るい、嘘をでっち上げて青年らにアルカイダとの関わりを自白させようとする米軍関係者。イギリス国籍を持っていたとしてもパキスタン出身でイスラム教を信じる彼らは米軍にとってはテロリストにしか映らない。
アフガニスタンに向かったパキスタン系イギリス人のごくごく普通の青年たちを見ながら香田証生さんを思った。日本政府のあの「自己責任」論。この青年らにとって「国家」「国籍」とは一体どういう意味を持っていたのだろうか。暴力の連鎖についても考えなければならない。

「パキスタン系イギリス人の青年、アシフはバーミンガムの側の小さな町ティプトンで平和に暮らしていた。2001年9月、アシフは結婚式を挙げるためパキスタンへと向かい、やはりイギリスに住む友人のローヘル、シャフィク、ムニールを招待する。
パキスタン南部の町カラチで合流した彼らは、米軍の侵攻による隣国アフガニスタンの悲惨な状況を耳にする。そこで3人は自らの目で確認したいと国境を越えるが、戦闘に巻き込まれた上に米軍に拘束され、国際テロリストとしてキューバの米軍基地・グアンタナモへ送られてしまう。
ごく普通の若者が、対テロ戦争に巻き込まれ、2年以上にも及ぶグアンタナモでの収容所生活を強いられたという、イギリスはおろか世界に衝撃を与えたこの事件…」
むごいとか残酷なんて言葉じゃ片付かない問題があった。好奇心、「正義」、空爆、死、差別、脅迫、暴力…手足を縛られ 顔から袋を被せられ飛行機に詰め込まれグアンタナモに「輸送」されていく、そして青年のうちの一人が言っていたように収容所に閉じ込まれた彼らはまるで「動物園」にとらわれた動物。暴力を振るい、嘘をでっち上げて青年らにアルカイダとの関わりを自白させようとする米軍関係者。イギリス国籍を持っていたとしてもパキスタン出身でイスラム教を信じる彼らは米軍にとってはテロリストにしか映らない。
アフガニスタンに向かったパキスタン系イギリス人のごくごく普通の青年たちを見ながら香田証生さんを思った。日本政府のあの「自己責任」論。この青年らにとって「国家」「国籍」とは一体どういう意味を持っていたのだろうか。暴力の連鎖についても考えなければならない。
世界をいろいろ考える
前の更新から一週間以上経ってしまった。書きたいことが山ほどあるのだけれどなんだかまとまらない。
保坂展人さんも『週刊東洋経済』の1月17日号を買って読んだと書いていたけれど、私は奥谷禮子氏の発言がすごく恐くてこの人が上司だったらどうやって働くのだろうと思った。テレビで見てもすごい恐い。安倍首相がNATOとの連携強化とか言っているけれど、これって憲法違反じゃ。
改めて思うけれど教育再生会議のメンバーはひどすぎる。前にThe Newspaperがコントでこの人たちに教育を決められたくないと言っていたけれど呆れて笑うしかない。
→教育再生会議開催状況 みんな好き勝手話している。
++++++++++++++++++++++++++
鈴木裕子さんの新刊面白く読みました。『フェミニズム・天皇制・歴史認識』(インパクト出版、2006)
権仁淑『韓国の軍事文化とジェンダー』(お茶の水書房、2006)の中で軍加算点制論争では男性障害者の訴願が意図的に無視され(彼らも軍加算点制度は不平等だと訴えている)、男性対女性の構図だけを描き出し「女性は犠牲も払わずに平等だけを望む破廉恥な存在として烙印を押されるきっかけとなった」との指摘にハッとさせられた。軍加算点制の問題は知っていたけれど障害者の人も関わっていたことを知らなかった。もっと韓国の徴兵制についての研究が読みたい。
別のとこで宋連玉さんのお話を読んで思ったのだけれど、韓国の大学では海外でPHDを取っていないとなかなか先生になれないのはやはり問題があるように思えてきた。そういえば私が教わった先生も結構海外帰りだった気がする。あとドキュメンタリーとか本で韓国の大学で講師をやっている先生たちの苦労は聞いたことがあるけれど日本も韓国も同じように厳しいのかなと思う。パクノジャさんが搾取される時間講師についてそういえば書いていたな。
+++++++++++++++++++++++++++
映画『ダーウィンの悪夢』を見た。映像で見ると訴えてくるものが違う。監督の言葉。
「…日本、ヨーロッパ、アメリカは巨大な富を集めてきて、城壁を建てて住んでいます。いつか、その奪われた人たちがやってきて、その城壁を壊して報復するに違いありません。それを恐れて移民を制限したり、非人間的な法律を作ったりして自己防衛をはかっているわけですが、いつか奪ったものは取り返されるし、奪われた人たちはそれを取り戻そうとするでしょう 」
まったくそうだと思う。責任を感じる。
ちょっとした疑問
・半世紀ほど前ささいな試みからビクトリア湖にナイルパーチが放されたとのことだけれど誰がどんな目的で放ったのだろう。何かしら理由があるはずだ。
・なぜ現地の人たちに英語でインタビューするのだろう。自分の言語で話しているのを聞きたい。
・ビクトリア湖の生態系、今どうなっているのだろう。
印象的だったこと
・子供たちがご飯を奪い合うシーン
・戦争が起これば良いと願う人たちがいる。それは権力者とか企業とかだけじゃなくて下級の兵士。それが一番お金が入る。
・ヨーロッパの子供たちはアフリカから持ってきたブドウをクリスマスにもらい、アフリカの子は外国から来た武器をプレゼントにもらう。
・パイロットになりたいという少年。アイロニックで悲しい。飛行機はここでは決して幸せを運ばないというのに。
++++++++++++++++++++++++++++
ABCニュースでセレブとチャリティについての報道を見た。二コールキッドマン、ボノ、マドンナ、ブラッドピット、アンジェリナジョリーらが積極的にアフリカ支援の活動をしている。それはどういう目的でやっているのかと。名声のため?なんて批判が出ているけれどそんなことないんじゃないかと思う。しかしなぜアフリカだけと言う疑問も残る。
サンダンスで賞を受賞した映画 God grew tired of us。スーダンで内戦により「ロストボーイズ」となった難民たち。そのうちの三人をクローズアップして彼らのアメリカでの新しい生活を追うというもの。この映画が何か本質的なものをえぐり出すような感じには見えないけれど、ナレーションが二コールキドマンというのもあり影響力はありそう。資金不足で完成が危ぶまれたがブラッドピットがチェックを書いてお金を出したとのこと。この映画、日本でも公開されるのかな。
保坂展人さんも『週刊東洋経済』の1月17日号を買って読んだと書いていたけれど、私は奥谷禮子氏の発言がすごく恐くてこの人が上司だったらどうやって働くのだろうと思った。テレビで見てもすごい恐い。安倍首相がNATOとの連携強化とか言っているけれど、これって憲法違反じゃ。
改めて思うけれど教育再生会議のメンバーはひどすぎる。前にThe Newspaperがコントでこの人たちに教育を決められたくないと言っていたけれど呆れて笑うしかない。
→教育再生会議開催状況 みんな好き勝手話している。
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鈴木裕子さんの新刊面白く読みました。『フェミニズム・天皇制・歴史認識』(インパクト出版、2006)
権仁淑『韓国の軍事文化とジェンダー』(お茶の水書房、2006)の中で軍加算点制論争では男性障害者の訴願が意図的に無視され(彼らも軍加算点制度は不平等だと訴えている)、男性対女性の構図だけを描き出し「女性は犠牲も払わずに平等だけを望む破廉恥な存在として烙印を押されるきっかけとなった」との指摘にハッとさせられた。軍加算点制の問題は知っていたけれど障害者の人も関わっていたことを知らなかった。もっと韓国の徴兵制についての研究が読みたい。
別のとこで宋連玉さんのお話を読んで思ったのだけれど、韓国の大学では海外でPHDを取っていないとなかなか先生になれないのはやはり問題があるように思えてきた。そういえば私が教わった先生も結構海外帰りだった気がする。あとドキュメンタリーとか本で韓国の大学で講師をやっている先生たちの苦労は聞いたことがあるけれど日本も韓国も同じように厳しいのかなと思う。パクノジャさんが搾取される時間講師についてそういえば書いていたな。
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映画『ダーウィンの悪夢』を見た。映像で見ると訴えてくるものが違う。監督の言葉。
「…日本、ヨーロッパ、アメリカは巨大な富を集めてきて、城壁を建てて住んでいます。いつか、その奪われた人たちがやってきて、その城壁を壊して報復するに違いありません。それを恐れて移民を制限したり、非人間的な法律を作ったりして自己防衛をはかっているわけですが、いつか奪ったものは取り返されるし、奪われた人たちはそれを取り戻そうとするでしょう 」
まったくそうだと思う。責任を感じる。
ちょっとした疑問
・半世紀ほど前ささいな試みからビクトリア湖にナイルパーチが放されたとのことだけれど誰がどんな目的で放ったのだろう。何かしら理由があるはずだ。
・なぜ現地の人たちに英語でインタビューするのだろう。自分の言語で話しているのを聞きたい。
・ビクトリア湖の生態系、今どうなっているのだろう。
印象的だったこと
・子供たちがご飯を奪い合うシーン
・戦争が起これば良いと願う人たちがいる。それは権力者とか企業とかだけじゃなくて下級の兵士。それが一番お金が入る。
・ヨーロッパの子供たちはアフリカから持ってきたブドウをクリスマスにもらい、アフリカの子は外国から来た武器をプレゼントにもらう。
・パイロットになりたいという少年。アイロニックで悲しい。飛行機はここでは決して幸せを運ばないというのに。
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ABCニュースでセレブとチャリティについての報道を見た。二コールキッドマン、ボノ、マドンナ、ブラッドピット、アンジェリナジョリーらが積極的にアフリカ支援の活動をしている。それはどういう目的でやっているのかと。名声のため?なんて批判が出ているけれどそんなことないんじゃないかと思う。しかしなぜアフリカだけと言う疑問も残る。
サンダンスで賞を受賞した映画 God grew tired of us。スーダンで内戦により「ロストボーイズ」となった難民たち。そのうちの三人をクローズアップして彼らのアメリカでの新しい生活を追うというもの。この映画が何か本質的なものをえぐり出すような感じには見えないけれど、ナレーションが二コールキドマンというのもあり影響力はありそう。資金不足で完成が危ぶまれたがブラッドピットがチェックを書いてお金を出したとのこと。この映画、日本でも公開されるのかな。
『シバジ』

製作年:1986年
監督:林權澤(イム・グォンテク)
出演:姜受延(カン・スヨン)、方姫(パン・ヒ) 韓銀珍(ハン・ウンジン)
昨年買った『씨받이』(シバジ)、やっと見ました。韓国を代表する名画ですね。話のあらすじはこちら→(アジア映画社)。
朝鮮時代の女性の生について文章を通して知るのと映像を通して見るのは衝撃がやはり違う。オンニョの悲しみももちろんだが子を産めず夫を他の女性に渡さざるを得なかった妻の不幸も感じ取った。初めての「合房」の夜、障子越しにオンニョと夫に指示を出す妻の影が映し出され、そのシーンが全てを物語っているような気がした。全体を通してオンニョの心情の移り変わりもよく描かれていた。また朝鮮の風習もよくわかり貴重な映画だ。
主演のカンスヨンはこの作品でヴェネチア映画祭主演女優賞を受賞したけれど、この映画はヨーロッパの人々が見るのと日本人が見るのとではまた違う感想を抱くのではないかと思った。遠い昔の出来事ではなく、今の日本やコリアの女性につながる問題が含まれている気がした。余談だけれどカンスヨンは在日コリアンの友達にすごく似ている。この子も目を見張るほどの美少女でした。
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恥ずかしい話だけれど、私は大好きな韓国の女優さんがいる。写真をプリントアウトして飾っている。来年のカレンダーも作る予定、もちろん自分専用。憧れる人がいるって素敵なことなんだなって初めて思った。まんまと「韓流」にはまっちゃいました。
映画『あんにょん・サヨナラ』

映画『あんにょん・サヨナラ』を見た。あまりに多くのことを感じて感想がまとまらない。箇条書きにしてみる。
・東京、ソウルだけでなく沖縄や南京でも撮影が行われ多角的に戦争や靖国問題を考えることができた・日本人の平和運動(と呼べばいいのだろうか)は微力だと思っていたが、それが韓国人にも大きな勇気を与えていることを知った。・首相の靖国参拝に賛成している人にぜひ見てもらいたいと思った、なぜアジアの人たちが反対するかがわかるだろう。傷はあまりに深い。同じことを日本人がやられていたら私たちはどのような思いで60年を生きてきただろうか。・靖国の前で騒いでいる日本の右翼団体を最初は腹立たしく思ったが、そこに入っている若者の多くは恵まれたバックグラウンドを持って育ったわけじゃないような気がして同じ日本の若者として複雑な思いになった。
(ああ、だめだ自分の思ったことの百分の一も表現できていない。ぜひ映画を観てください!)
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ところで北朝鮮収容所を描いたミュージカル「耀徳ストーリー」が米国で上演されている。NHKのニュースで初めてこのミュージカルの存在を知ったのだけれど、ソウルではもう春に上演されかなり話題になっていたようで。(→関連記事)。このミュージカルに関連する新聞記事やインタビューを読んでみたけれど読めば読むほど自分の中でこのミュージカルの上演をどう評価すればいいのか答えが出ない。脱ダム派の加藤登紀子が八ッ場ダム建設を悩むのと同じような心境とでも言いますか(→八ッ場ダムを考える会ニュース)、いやちょっと違うか。ブッシュを公演に招いたと言うが、北朝鮮も問題だがアブグレイブ刑務所はどうしてくれるのだという気持ちだ。やはりアメリカに期待しすぎるのはどうかと思う。
Little Birds
ようやく『Little Birds』を見た。
何の罪も無いイラクの人たちが死ぬのを見て長崎を思い出した。Peter Paul and Mary の『Where have all the flowers gone(花はどこへ行った)』の一節 「Oh when will they ever learn, oh when will they ever learn」 が頭をよぎった。いつになったら私たちは学ぶのだろう、何回も同じ過ちを繰り返してきて。子ども達をこんな戦争に巻き込んでしまう私たち大人はなんて無責任で情けないのだろう…。
映画上映後、監督の綿井さんのお話も聞けた。
在日米軍の力なしでは今回のイラク戦争は成り立たなかった。沖縄、横須賀からペルシア湾に向けて空母や武器が向かった。沖縄の綺麗な海にもイラクの人の血が流れている。きっとうちの上空を飛んでいる飛行機もどこかで人を殺すためにある。
イラク戦争に加担した日本の「加害」というのは語られることが殆どないとの綿井さんの言葉を聞き、植民地支配やアジア・太平洋戦争での日本人の加害が無視されるのも同じことなのだろうと思った。「世界に尊敬される、美しい国日本」の実態はこんなものだ…。阿部謹也が日本の子供について「子供たちはある年齢になると大人の世界が建前の世界であることを知り、建前と本音の使い分けを学んでゆく。こうして子供たちは大人になってゆくのである」と書いていた。日本の社会で大人になるというのはこんな寂しいことなのか。
私たちはイラクの子どもたちにも日本の子どもたちにも恨まれ続けると思う。大人は無責任だ。子どものとき大人はなんて勝手なんだろうといつも思っていたけれど、やっぱり勝手だった。子供のときに軽蔑していた無責任な大人にならないよう努力しよう。
何の罪も無いイラクの人たちが死ぬのを見て長崎を思い出した。Peter Paul and Mary の『Where have all the flowers gone(花はどこへ行った)』の一節 「Oh when will they ever learn, oh when will they ever learn」 が頭をよぎった。いつになったら私たちは学ぶのだろう、何回も同じ過ちを繰り返してきて。子ども達をこんな戦争に巻き込んでしまう私たち大人はなんて無責任で情けないのだろう…。
映画上映後、監督の綿井さんのお話も聞けた。
在日米軍の力なしでは今回のイラク戦争は成り立たなかった。沖縄、横須賀からペルシア湾に向けて空母や武器が向かった。沖縄の綺麗な海にもイラクの人の血が流れている。きっとうちの上空を飛んでいる飛行機もどこかで人を殺すためにある。
イラク戦争に加担した日本の「加害」というのは語られることが殆どないとの綿井さんの言葉を聞き、植民地支配やアジア・太平洋戦争での日本人の加害が無視されるのも同じことなのだろうと思った。「世界に尊敬される、美しい国日本」の実態はこんなものだ…。阿部謹也が日本の子供について「子供たちはある年齢になると大人の世界が建前の世界であることを知り、建前と本音の使い分けを学んでゆく。こうして子供たちは大人になってゆくのである」と書いていた。日本の社会で大人になるというのはこんな寂しいことなのか。
私たちはイラクの子どもたちにも日本の子どもたちにも恨まれ続けると思う。大人は無責任だ。子どものとき大人はなんて勝手なんだろうといつも思っていたけれど、やっぱり勝手だった。子供のときに軽蔑していた無責任な大人にならないよう努力しよう。




