植民地時代の回想、サッカー
自費出版の出版社は碧天舎が倒産したり問題になっているけれど、自費出版(「共同出版」の形もあるようだ)で出された本だからこそ珍しくて貴重なものってあると思う。
というのは、私はずっと植民地朝鮮での日本人と朝鮮人間の恋愛を綴った本を探していた。普通の日本人と普通の朝鮮人がどのような恋愛体験をしどのような複雑な心情を持って互いを思い、また彼らの国家観とはどのようなものだったのか、そんなことを知りたかった。しかしなかなか見つからない。それで文芸社の本を検索してみたら何冊か発見してとても嬉しかった。
注文してた本が昨日届いたのでさっそく読んでみた。前田とも子著 『パカチの花』。感想はというと、ちょっと短すぎるし登場人物の心理描写がいまいちで文学作品としては優れているとは言えないけれど、当時の朝鮮の様子がわかってなかなか良かった。例えば「ソ連軍が平壌を占領してからは、毎夜の如く、日本人婦女子が犯され始めた。日本人の妻を持った誇りは、一瞬にして日本人の妻を持つが故の恐怖と悩みに変わった」なんて文章には内鮮結婚の悲劇が凝縮されているような気がした。平壌市内の描写も印象的だった。平壌妓生学校について「牡丹台の周囲を取り巻く朝鮮人街には妓生女学校があって、妓生たちは各自が一戸を構えて、一つの小さな町を作っていた。終日チャングの音を響かせて、優雅な舞いを踊りながら芸に打ち込む女たちの町は、ここだけが外界を遮蔽した別個の世界であった」などと記されている。「釜山でお昼寝を」というサイトの昔の絵葉書のコーナーには平壌妓生女学校の写真絵葉書が紹介されていて、それを見ると当時の様子がリアルに伝わってくる。
他にも自費出版の本で、永後熊治郎『汽笛はるかなり-朝鮮鉄道に半生を捧げたポッポ屋』なんていうのもあって、こちらは地元の図書館に置いてあるようなので後で読みたいと思う。
『私が朝鮮半島でしたこと』や『ある朝鮮総督府官僚の回想』、こんな本も出版されているんだな。個人の回想は気をつけて読まなくてはいけないし、これらを読んで安易に歴史的判断を下すのは間違っているけれど、でも一個人の証言としては貴重なのではないかと思う。
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リンクされている韓国研究者のブログを見て朝鮮総督府の建物は上空から見ると漢字「日」の形をしていたということを初めて知った。さらに調べてみると、上空から見ると北岳山は「大」、朝鮮総督府は「日」、ソウル市庁(旧京城府庁)は「本」の形をしている、つまり全部合わせて「大日本」になるよう植民地時代に日本人は建築をしたとたくさんの韓国のブロガーたちが書いていた。
この「大日本」説は根拠があやふやで疑わしい説だが、朝鮮総督府が「日」であることは歴史家も認めているので確かなようだ。
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それにしてもサッカーで新聞の紙面が埋め尽くされているけれど、収入400万以上のサラリーマンの残業代が支払われなくなるホワイトカラー・エグゼンプションの導入が検討されているし日本社会は大変なことになっている。
しかし韓国のW杯報道はさらにひどく、人権運動サランバンなどによると韓国対トーゴ戦のあった日は、KBS1が14時間40分、KBS2が11時間、MBC18時間半、SBS21時間もワールドカップ関連の報道をしていたと発表している。どう考えても異常だよなあ。つまり殆ど一日中サッカー。韓国でアンチW杯の動きが出ているけれどそれも当然だ。だって私はテニスが好きだけれどもし一日の三分の二以上テニス報道されたらテニスファンじゃない他の人たちはキレるだろう。サッカーを見るのは私も好きだけれど商業的に利用されてばかりじゃ大変だスポーツも。マイナーなスポーツの選手はどんどん追い詰められているし。
長くなりすぎた。今日も雨が降っている。
というのは、私はずっと植民地朝鮮での日本人と朝鮮人間の恋愛を綴った本を探していた。普通の日本人と普通の朝鮮人がどのような恋愛体験をしどのような複雑な心情を持って互いを思い、また彼らの国家観とはどのようなものだったのか、そんなことを知りたかった。しかしなかなか見つからない。それで文芸社の本を検索してみたら何冊か発見してとても嬉しかった。
注文してた本が昨日届いたのでさっそく読んでみた。前田とも子著 『パカチの花』。感想はというと、ちょっと短すぎるし登場人物の心理描写がいまいちで文学作品としては優れているとは言えないけれど、当時の朝鮮の様子がわかってなかなか良かった。例えば「ソ連軍が平壌を占領してからは、毎夜の如く、日本人婦女子が犯され始めた。日本人の妻を持った誇りは、一瞬にして日本人の妻を持つが故の恐怖と悩みに変わった」なんて文章には内鮮結婚の悲劇が凝縮されているような気がした。平壌市内の描写も印象的だった。平壌妓生学校について「牡丹台の周囲を取り巻く朝鮮人街には妓生女学校があって、妓生たちは各自が一戸を構えて、一つの小さな町を作っていた。終日チャングの音を響かせて、優雅な舞いを踊りながら芸に打ち込む女たちの町は、ここだけが外界を遮蔽した別個の世界であった」などと記されている。「釜山でお昼寝を」というサイトの昔の絵葉書のコーナーには平壌妓生女学校の写真絵葉書が紹介されていて、それを見ると当時の様子がリアルに伝わってくる。
他にも自費出版の本で、永後熊治郎『汽笛はるかなり-朝鮮鉄道に半生を捧げたポッポ屋』なんていうのもあって、こちらは地元の図書館に置いてあるようなので後で読みたいと思う。
『私が朝鮮半島でしたこと』や『ある朝鮮総督府官僚の回想』、こんな本も出版されているんだな。個人の回想は気をつけて読まなくてはいけないし、これらを読んで安易に歴史的判断を下すのは間違っているけれど、でも一個人の証言としては貴重なのではないかと思う。
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リンクされている韓国研究者のブログを見て朝鮮総督府の建物は上空から見ると漢字「日」の形をしていたということを初めて知った。さらに調べてみると、上空から見ると北岳山は「大」、朝鮮総督府は「日」、ソウル市庁(旧京城府庁)は「本」の形をしている、つまり全部合わせて「大日本」になるよう植民地時代に日本人は建築をしたとたくさんの韓国のブロガーたちが書いていた。
この「大日本」説は根拠があやふやで疑わしい説だが、朝鮮総督府が「日」であることは歴史家も認めているので確かなようだ。
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それにしてもサッカーで新聞の紙面が埋め尽くされているけれど、収入400万以上のサラリーマンの残業代が支払われなくなるホワイトカラー・エグゼンプションの導入が検討されているし日本社会は大変なことになっている。
しかし韓国のW杯報道はさらにひどく、人権運動サランバンなどによると韓国対トーゴ戦のあった日は、KBS1が14時間40分、KBS2が11時間、MBC18時間半、SBS21時間もワールドカップ関連の報道をしていたと発表している。どう考えても異常だよなあ。つまり殆ど一日中サッカー。韓国でアンチW杯の動きが出ているけれどそれも当然だ。だって私はテニスが好きだけれどもし一日の三分の二以上テニス報道されたらテニスファンじゃない他の人たちはキレるだろう。サッカーを見るのは私も好きだけれど商業的に利用されてばかりじゃ大変だスポーツも。マイナーなスポーツの選手はどんどん追い詰められているし。
長くなりすぎた。今日も雨が降っている。
2006.06.16 Fri 08:51



