『人間問題』、中帰連
ずっと読もうと思っていた姜敬愛『人間問題』(大村益夫訳、平凡社2006)、読みました。朝読み始めて、吸い込まれるように一日であっという間に読みました。「女流作家・姜敬愛(1906~44)の『人間問題』(1934)は、植民地時代の農民と工場労働者の生活と苦悩を描きだし、朝鮮プロレタリア文学運動が生んだ最高の成果の一つとされる」。植民地朝鮮を知る上でも非常に大きな価値を持つ作品なので、ぜひおすすめしたい一冊です。

小田実『中流の復興』(NHK出版、2007)も読みました。日本と韓国は平和産業、平和経済で発展した(基本的には)、これからもこの方向で進むべきだという指摘は今まで気づかないものでした。
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昨日は9条フェスタで「元戦犯たちの告白」として中国帰還者連盟(中帰連)の方々の証言を聞きました。四人の方の貴重な証言を聞くことができました。60年前に帰還した1000名の帰還者の中で今でも自由に動ける程度に元気なのは100名ほどではないかと言っていました。そういう意味でも今証言を聞くことは重要です。
加害の体験は、聞いているだけでも耳をふさぎたくなるくらい残酷で惨いものですが、中帰連の方たちがずっと語り続けてきた意味をしっかり受け止めなければならないと改めて思った。

小田実『中流の復興』(NHK出版、2007)も読みました。日本と韓国は平和産業、平和経済で発展した(基本的には)、これからもこの方向で進むべきだという指摘は今まで気づかないものでした。
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昨日は9条フェスタで「元戦犯たちの告白」として中国帰還者連盟(中帰連)の方々の証言を聞きました。四人の方の貴重な証言を聞くことができました。60年前に帰還した1000名の帰還者の中で今でも自由に動ける程度に元気なのは100名ほどではないかと言っていました。そういう意味でも今証言を聞くことは重要です。
加害の体験は、聞いているだけでも耳をふさぎたくなるくらい残酷で惨いものですが、中帰連の方たちがずっと語り続けてきた意味をしっかり受け止めなければならないと改めて思った。
2007.09.30 Sun 23:30